けいこさんのブログ

ときどき、料理教室。ときどき、お菓子屋さん。ときどき、ハンドケアと食養指導士。まいにち、わたし。

楽しいことは、特別なことじゃない。

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眠る前に布団の中で、「今日は何が一番楽しかった?」と話すきりん。
 
「きりんはね、お母さんとご飯食べに行ったり、温泉にいけたことと、お父さんが早く帰って来たこと!」
 
「りららは、一番は、お父さんが早く帰って来たこと!」
 
お父さんが大好きで、何かしてくれるとか、してくないとか、そういうことを越えて、
お父さんが傍に居てくれるだけで、嬉しくて楽しい。
 
「早くお父さんの仕事がなくなりますように。」と短冊に書く位、家に居て欲しいらしく。(笑)
 
こうして、家族で過ごせる時間は有限であって、いつかはそれぞれ旅立つ。
 
時は瞬く間に過ぎていく。
目の前にある「今」をどれだけ感じられるだろう。
 
何も特別なイベントがなくてもいい。
日常の中に楽しいことも、嬉しいことも、詰まってる。
その中に思うようにならないことも、たくさんある。
そんなこともひっくるめて、
こどもたちは、「今日も楽しかった!」と眠りにつく。
 
子どもたちの寝顔はどこまでも健やかで、いつ何時もこころが洗われます。
 
 

「共通項」にご用心?!

 

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お友達のFbに、「共通項があると距離が縮まる感覚」について、書かれていました。

「共通項」があると、なんとなく親近感を覚えやすい。

これも、事実ではあると思います。

 

同じ出身地とか、血液型とか、同じ趣味とか・・・

まぁ、探せばいくらでもあるわけで。

 

その最たるものが、「ママ友」というものではないかと思います。

個人的には、「こどもがいる」という共通項だけでは、仲良くなれない。

と思っています。(笑)

こどもがいるけど、こどもに対する考え方とか、接し方とか、

大事だと思う部分はとても微細に違うと思うのです。

こどもが居なくても、その心を機微を感じ合える方々が私の周りにはいます。

 

夫婦もそうなのかもしれないなぁ・・・・なんて思います。

出逢ったきっかけは、同じ趣味であるとか、同じ学校であるとか、

何かしら共通項があり、それがきっかけとなり、親しく思ったり。

 

自分と夫の関係を振り返ってみると、共通項ってなんだろう?

 

音楽の趣味も、洋服の趣味も、読んでいた本の趣味も違う。

育った環境も兄弟と姉妹で違う。

強いて言えば、「美味しい物が好き」ってことと、

「のんびり暮らしたい」ってことくらいかな。(笑)

 

でも、その共通項を越えて一緒に居られるのは、「センス」が近いからだと思います。

 

昨年末、自分の中で様々な葛藤があり、悶々と悩んだり落ち込んだり、

何もやる気が出ない数ヶ月を過ごした時、私の中で、

「センスとは何か?」ということが、何度も何度も頭をよぎったのです。

 

センスにも、色々な意味合いがあると思います。

私の中でしっくりきたのが、

「センスとは、物事の微妙な感じをさとる心の動き。微妙な感覚。」

という表現でした。

 

私にとっては、これが重要度が高いということに気がついたのです。

 

夫、友人、知人、離れていても、長くお付き合いさせていただいている方々に

共通するのが、この感覚のような気がします。

 

わかりやすい「共通項」ではない。

本当に薄い隙間と隙間にあるような、微細な感覚。

でも、私にとって、最も大切にしたい感覚。

これがなくなったら、きっと私でさえなくなってしまう感覚。

 

些細なだけに、わかりにくいし、自分や相手のセンスを感じるには、

自分が静かに在ることが求められると思います。

ざわざわしていると、踏み込み過ぎたり、相手を知らないうちに傷つけたり・・・

寄り添っているという自己満足でしかなかったり。

 

共通項を探すより、

相手のセンスを少しでも感じられる生き方をしたい。

 

なかなか難しいけれど、静かに他の人のセンスを感じる余裕のある自分が、

日々の中で少しづつでも増えていったらいいなと思う今日このごろです。

 

 

 

「できる限り、何もしない」ということ。

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↑去年、蛹になったアゲハが、無事羽化しました♪

 

2017年の抱負として、

「できる限り、何もしない」「静かに在る」と、このブログに書きました。

先日、「あれは、どういう意味なのかな?」と聞かれたので、

そのあたりを、少し書いてみようかと思っています。

 

私たちの世代(世代を越えているのかもしれませんが。)は、

「大きくなったら何になりたいの?」と、周りの大人から聞かれることは、

日常茶飯事でした。「おはよう!元気?」って聞くのと同じように、

親戚などには、会う度に聞かれていた気がします。

 

基本的に生真面目なこども(こどもとは、概してとても真面目というか、誠実だと思う。)だったので、

聞かれたことに、大人が納得するような答えを用意していないと、

自分がいけないことをしているような気になってしまい、

本当は、たいしてなりたくもないのに、

「学校の先生になりたい」などど、答えていました。(^_^;)

(あらゆる意味で、現実化しなくて、本当に良かったと心から思います・・・・苦笑)

それもある意味、自分を守る手段のひとつだったのかもしれません。

 

その様に、「何かになること」を無意識に求められてきた。

と思うのです。

「あなたが、どんな職業に就こうと、就くまいと、あなたであることに変わりないよ。」

と言われて育っていたら、どんな風になっていたかな、と思うことがあります。

 

本来、何かになるとか、ならないとか、

どんな学校にいくとか、

どんな職業に就くとか、

そういったことは、私の人間性とは別のものです。

 

「誰かのために」「みんなの為に」「人の役にたつことが素晴らしいこと」

そう、教育されてきたと思います。

 

でも、それには、

まず、「私」として、「しあわせに生きている」ことが、

自分にとって、周りの人にとっても、大切であると思うのです。

 

夫や家族に対しても、友人に対しても、

「何かを成してくれているから」大切だと感じるわけではなく、

そこに居てくれるだけで、しあわせ。なのです。

 

そう思うと、

「別に何かを成そうとしなくてもいいのではないか?」と思ったのです。

 

私が、元気で機嫌よく、そこにいるだけで、いいんじゃない?と。

静かにそこにいるだけで、いい。

それだけで、知らないうちに誰かの役にたってることもあるかもしれない。

それが目的でも目標でもないので、他者から評価される為に、私は在るのではない。

 

正直にいうと、他者からの評価が、気になりません。(笑)

 

余程、信頼関係ができている相手に言われたら、それなりに気にはなりますが、

それは、関係性に基づくものであり、信頼関係が出来ている相手ほど、評価めいた

ことは言わない気がします。(あくまで、私の経験では、ですが。)

 

「人がどう思うか」ということは、「その人」が判断することであって、

私の手を離れているので、どうすることも出来ないと思うからです。

自分でどうすることも出来ないことに、いちいち気を揉んでも仕方ない。(笑)

 

どうしたら、そこまで割り切れるの?と聞かれることもあるのですが。(笑)

「他者の評価に自分を委ねる危険性」を今まで沢山感じ、経験したからかもしれません。

 

 

年末に自分と向き合う時間の中で、色々感じながら過ごし、

少しその悶々とした時期から抜けかけて来た時、

妊娠が判明し、悪阻で、新年の抱負そのままに?(笑)

全く何も出来ない状態。になったのですが(^_^;)

 

普段、口数のさほど多くない方が、そのような状況の時に、

「佳子さんは、そのまま、そこに居てくれるだけでいいんですよ。」

とサラリと言ってくれて、それがまた、なんとも心に染みて・・・・。

 

私が何もしなくても、

そこに在るだけでいいと、感じてくれている人がいるんだ。

 

そんなことがあった、この4ヶ月間。

妊娠して、身体も思うようには動かないこともあり、

ますます、

「できる限り、何もしない。」というか「出来ないでしょ。」と言われてる気がします・・・・。(^_^;)

 

そんな日々になりそうです。

それでいいんだな、と思います。

 

 肩書はいらない。

私は、私で在る。

それだけでいい。

 

 

 

 

 

 

 

 

「人を喜ばせたい。」という気持ちは、何処からくるのか?

私にとって、ずーっと考えていても、答えの出ないことのひとつでもあります。

 

「人を喜ばせたい」という気持ちは、何処からやってくるのだろう?

 

春のある日、それを感じる出来事がいくつかあったので、

自分の中での忘備録として書いておきたいと思います。

 

きりんの卒園した幼稚園は、フリースクールとして、卒園した小学生も受け入れてくれているありがたい環境です。

 

きりんは、3月・4月と、園のスタッフに誕生日の方がいることを知ると、

「プレゼントを作りたい」「びっくりさせたい!」と言いました。

3月産まれのスタッフには、大好きな飛行機の模型らしきものを製作。

4月産まれのスタッフには、バナナとチョコレートが好きだというから、

バナナとチョコレートのケーキを焼きたい、と。

完成図を書いて、イメージして作っていました。

 

誕生日に、スタッフにプレゼントを渡すと、とても驚いたり、喜んだりしてくれます。

その顔を見て、きりんもとても満足そうな、嬉しそうな顔をしています。

 

そして、また別の時のこと。

幼稚園の家族デイという毎月家族で参加できる日曜日があり、

4月は、毎年、フキノトウのお味噌汁を作って、いただきます。

しかし、今年は雪解けが遅く、例年よりもフキノトウが少ないと、

いつもお味噌汁を作ってくれているスタッフが心配していました。

その姿をみて、きりんが、

「お父さんが仕事で夕張に行ったら、フキノトウがたくさんあったって言ってたから、

明日取りに行く!スタッフが心配してたから!」と言い出しました。

 

夫は週に2回、夕張まで仕事に行っています。

札幌から片道2時間から2時間半といったところでしょうか。

朝早く家を出て、帰りも夜になることを説明しましたが、そんなことはおかまいなしで、絶対に行くと言います。

夫は仕事で行くので、きりんの相手をしている時間はないので、

家族総出でフキノトウを摘みに行きました。

冷たい風が吹く曇り空の下、そんなことは気にする様子もなく、

黙々と、大きなビニール袋に3つ、フキノトウを摘むと、

「これで足りるかな?もう心配しないかな?」と私に聞きます。

 

翌日、スタッフにフキノトウを届けると、それはそれは喜んでくれて、

きりんをギュッと抱きしめてくれました。

 

そんな出来事を目の当たりにしながら、

そこに、何があるのかな?と考えていました。

 

誰でもいいから、喜ばせたい。ということとは違う。

不特定多数の人の為に何かしたい、役に立ちたい、ということとも、違う。

まして、そこに、「自分を評価して欲しい」「認めて欲しい」という気持ちが

あるようにも感じられない。

 

 

その相手を好きだ、と思う気持ち。

それまで培ってきた、相手との関係性。

そこには、「相手がありのままの自分を受け入れ、認めてくれている」という揺るぎない信頼感がある。

 

好きだと思う相手を喜ばせたい、驚かせたいという気持ち。

家族以外にも、そう思える相手がいること。

それは、とてもしあわせなことだと思えます。

 

そして、そのように思えるのは、

幼稚園でスタッフが、今まで、どれほど誠実に寄り添い続けてきてくれたかと

いうことの現れなのではないかと思いました。

これは、簡単にできることではないと思います。

どれだけ、細やかに日々の関係を積み重ねてきてくれているか。

ありがたいという以外にないと思います。

 

 

そして、

「信頼する相手に喜んでもらう喜び」を感じることが出来るくらいに、

彼が成長していることに驚き、嬉しく思う春なのでした。

佳き春です。

 

 世の中の「母の日」「父の日」と全く関係ない日に、

素敵なカードをもらいました。(笑)

「ありがとう」と言いたい時に伝える。そんな気持ちって本当に嬉しいな。

感謝も喜びも日々の中にあるんだよね。ありがとう!

 

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チラシを作る男子。

きりんの最近のブームは「チラシ作り」。

 

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チラシと言っても、自分が工作で作った村でおきる出来事を、

お話にして、毎日書いています。

そこに、「写真」といって、絵も添えられます。

 

初めは、3センチ四方くらいの小さい紙に何枚も手書きしていたのですが、

それが大変な事に気がついたようで、(笑)突然、家の中のあちらこちらに、

「あしたから、ちらしはいんさつしてくばられます。おたのしみに!」

という掲示が!!!!

 

印刷という方法を思いついたようです。

印刷するのは、お父さんなのですが・・・特に、相談とかなく、

もう決まっているんです。印刷することが。(笑)

 

しかし、これが、結構長文なのです。

A4サイズに縮小して9枚をレイアウトします。

もっと大きい方が、読む人は読みやすいのでは?と提案しても、

「チラシ配り機に入らないから!」と決して譲らず。

 

ヘリコプターの様な形のチラシ配り機で空から撒くのです。

(戸外では手渡ししているようです。汚れちゃうから、と。)

 

卒園した幼稚園で、毎日、毎日、チラシをスタッフや、他のお母さんたちに

配りあるいています。

 

ありがたいことに、皆さん、真剣に細か~い字を読んでくれている!

(老眼のスタッフには、本当に申し訳ない(^_^;))

本当にその寄り添う姿がありがたい。そして、感想も聞かせてくれたりして。

 

毎日、毎日、帰宅してからの原稿?書きを真剣にやっています。

そして、書いたら読んでみて、間違っている字などを直す。

「読んでくれる人に伝わるように」と。

 

あぁ、これは、学校でいうなら、「こくご」という学びだなぁ、と思います。

チラシの必要な枚数を夫に伝える為に、計算もする。

掛け算も使ったりして。そこに「さんすう」がある。

学びって、生活と切り離すことができないし、

切り離す必要もないんだと、彼の姿を見ていて感じます。

 

そして何より、彼のチラシを快く受け取ってくれる方々の存在。

「子どものやっていることだから」という姿は微塵も見られず、

皆さん、あたたかく寄り添って、本気で感心し面白がってくれている。

この環境が彼を育ててくれていると思うと、本当に感謝しかありません。

 

読んでくれたスタッフの方から、

「これだけ、自分の考えていることが言葉で表現できるって、強みだよね。」

と言っていただきました。

確かに、感じたこと自分の気持ちを細かく表現できることは、

彼にとってはストレスを抱えにくい面もあると思います。

(口喧嘩になると、母はげっそりすることも度々ですが・・・(^_^;))

でも、それは、その言葉を受けとめてくれる方々が、家族以外にも、

たくさん居てくれるからです。

 

今日も、熱心に製作しています。

細かい字がしんどい方は、原本(A4サイズ)も持ち歩いているそうなので、

「大きい字がいいな~!」とお声掛けください!(笑)

 

しかし、毎日、深夜に事務仕事の合間をぬって、きりんの細かい要望に、

文句も言わず応じて印刷する夫には、頭が下がります。m(_ _)m

ありがとう♪

 

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母、コンサートに招待されるの巻。

昨夕、買い物から帰宅すると、一通の招待状が手渡されました。

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「すぴっつ」のコンサートに招待してくれるそうで。(笑)

電気が消され、ステージに現れたのは、

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レゴ・草野マサムネ。(≧∇≦)

私が買い出しに行ってる間に夫と子どもたちで製作してくれたそうです。

他のメンバーを作るには時間が足りなかった~と夫。

(他のメンバーも見てみたい。(笑))

YOUTUBEspitzの曲を流しながら、

レゴ・草野マサムネにスポットライトが当たり、

大好きな歌声を堪能させてもらいまいした。(笑)

 

9月には、札幌でspitzの30周年ライブがある!

チケットも取った!

その日は出産予定日の9日前!!!!!

しかし・・・

今まで、出産予定日通りに出産を迎えたことはありません・・・。

いつも、10~14日早いのです。ちーん。(-_-)

 

これは賭けだ!(笑)

 

陣痛来ているのにLIVE・・・・?(≧∇≦)

 

 

きりんも初・生spitzの予定。お友達母娘と一緒です。

私が行けないとき、チケット1枚、お譲りします。(笑)

日々、修行です。

病み上がりで、大事をとっての休みのこどもたち。

まぁ、回復の早いこと、早いこと。

元気で騒がしい。(^_^;)

 

そんな中、きりんが、「自分の大好きなぬいぐるみに洋服を作りたい!」

「いつ作れる?」と、この所聞かれていたのですが、なんとなく逃げていた私。

 

洋服の型紙とか作る・・・って私にとって苦行。(-_-;)

 

しかし、夫に

「子どものやりたいことを一緒にやれる時期は今しかないから・・・・」

と諭され、励まされ、重たいお腹と腰を上げ!

 

なんとかやりました。

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はじめは、

「私は、やりたくないんですモード」全開でしたが、(相変わらず大人気がない。)

やっているうちに、なんとなく形になると、ちょっとづつ嫌でもなくなり、

きりんが一生懸命に縫い物している姿を見て、

付き合いの悪い自分を反省・・・(-_-;)

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出来上がると、満足した顔がそこにある。

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はじめはいやいやだったけど、やってみてよかったなと思える。

 

しかし、こういう時に思うのは、

私が、どれだけ、「やりたくないモード全開」でも、

きりんは、「自分のやりたいこと」を絶対諦めない。譲らない。

 

私を越える頑固さと、(笑)

自分のやりたいことを絶対にやるという意志の強さにいつも驚かされます。

そりゃ、親は、ついていくしかないわけですな。あはは。(≧∇≦)

 

あと、靴と帽子を作るらしいです・・・(^_^;)

修行は続く!!!!

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