「けっして そうではありません」 五味太郎
五味太郎さん。
とても魅力的です。
30年前の絵本も、まったく古びていない。
70歳になった彼の「芯がブレていない凄さ」は私の憧れです。
さて、この絵本。
タイトルがまずスバラシイ。(笑)
「けっして そうではありません」
本当にそうなの?
って思うことが、私には沢山あります。
「みんながこういってたよ!」
「みんなそうしてるよ!」
「一般的には・・・」
「◯◯が、身体に良いんだって!」
本当にそうなの?
子どもの小学校の国語の教科書に、
一匹のブタが、寝転んでいる絵が描いてありました。
そこには、
【ぶたが( )しています。】
と書いてあり、かっこを埋める形になっています。
きりんとそれを見ながら、
「ブタは、なにしてるのかね?」
「う~ん、寝てるのかもしれないけど、本当は寝てないないかもしれないよね。」
「うん、もしかしたら、ひなたぼっこしてるかもね」
「ちょっとぼんやしてるのかもね」
「なんにもしたくないのかもしれないよね」
なんて会話が続きました。
本当にそうなの?
「けっしてそうではありません。」
あなたは、どう思いますか?
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