動物園で観たものは?
先週の日曜日、
夫がこどもたちを動物園に連れて行ってくれました。
動物園に着いた夫からメールが。
「怖いおかあさんがたちが、たくさんいます。」
怖いお母さんたち?
詳しく聴いてみると、あちこちで子どもに怒るお母さんたちを、
目撃したと。
動物園で走るこどもに、
「走るなって言ってるだろ!お前が走るから、下の子も走るんだよ!!!」
と罵声を浴びせていたそうです。
走ってはダメなくらい混雑していたり、道狭かったの?
と尋ねると、
「全然。空いてたし、道幅も広くて、ここで走っちゃだめなら、
どこで走ればいいんだ?こどもたちは、って感じだった。」と夫。
息子のきりんは、それを見て、
「うちのお母さんって親切だね、」と呟いていたそうです。
親切って。(笑)
家に帰ってきて、きりんに話を聞くと、
「おかあさんたち、なんでダメかってちゃんと説明してあげないんだよ。
だから、どうして走ったらダメなのか、わかんないんだと思う。」
と言っていました。
それを聴いて、ダメな理由なんてないから、説明できなかったのかも・・・と思いましたが(笑)
休みの日に動物園、楽しむつもりでいったであろうに、
無意味に(意味はあったのか?)
怒られ続ける子どもたちのことを思うと、
なんとも複雑な気持ちになりました。
こどもたちは、いろいろなことを理解していると思います。
わかるように伝えれば、聴いてくれようとします。
「ダメなものはダメ」に大人は納得できるでしょうか。
よく聞く言葉で、
「決まりですから、そのようになってますから」
と言われた時の消化不良感。
居心地の悪さ。
こどもだからと説明しないことは、
こどもをひとりの人として尊重していないことだと、
私は思います。
それなくして、信頼関係は築けない。
大人は子どもが受け入れてくれることに甘えてる、
そう自覚する必要がある。
一番身近な大切なちいさな人たちとの信頼関係は、
日々の積み重だな、と自省もこめて感じる出来事でした。
動物園で観たものは、
「うちとは違うタイプのお母さん」(笑)