けいこさんのブログ

ときどき、料理教室。ときどき、お菓子屋さん。ときどき、ハンドケアと食養指導士。まいにち、わたし。

動物園で観たものは?

f:id:keiko-san:20160707061302j:plain

先週の日曜日、

夫がこどもたちを動物園に連れて行ってくれました。

動物園に着いた夫からメールが。

「怖いおかあさんがたちが、たくさんいます。」

怖いお母さんたち?

詳しく聴いてみると、あちこちで子どもに怒るお母さんたちを、

目撃したと。

動物園で走るこどもに、

「走るなって言ってるだろ!お前が走るから、下の子も走るんだよ!!!」

と罵声を浴びせていたそうです。

走ってはダメなくらい混雑していたり、道狭かったの?

と尋ねると、

「全然。空いてたし、道幅も広くて、ここで走っちゃだめなら、

どこで走ればいいんだ?こどもたちは、って感じだった。」と夫。

息子のきりんは、それを見て、

「うちのお母さんって親切だね、」と呟いていたそうです。

親切って。(笑)

家に帰ってきて、きりんに話を聞くと、

「おかあさんたち、なんでダメかってちゃんと説明してあげないんだよ。

だから、どうして走ったらダメなのか、わかんないんだと思う。」

と言っていました。

それを聴いて、ダメな理由なんてないから、説明できなかったのかも・・・と思いましたが(笑)

 

休みの日に動物園、楽しむつもりでいったであろうに、

無意味に(意味はあったのか?)

怒られ続ける子どもたちのことを思うと、

なんとも複雑な気持ちになりました。

こどもたちは、いろいろなことを理解していると思います。

わかるように伝えれば、聴いてくれようとします。

「ダメなものはダメ」に大人は納得できるでしょうか。

よく聞く言葉で、

「決まりですから、そのようになってますから」

と言われた時の消化不良感。

居心地の悪さ。

 

こどもだからと説明しないことは、

こどもをひとりの人として尊重していないことだと、

私は思います。

それなくして、信頼関係は築けない。

大人は子どもが受け入れてくれることに甘えてる、

そう自覚する必要がある。

一番身近な大切なちいさな人たちとの信頼関係は、

日々の積み重だな、と自省もこめて感じる出来事でした。

動物園で観たものは、

「うちとは違うタイプのお母さん」(笑)

f:id:keiko-san:20160703212753j:plain