親しき仲にも礼儀あり。
「親しき仲にも礼儀あり」ということわざ、
ことわざの中でも、よく耳にするひとつだと思います。
辞書よると、
「どんなに親しい関係であっても、最低限の礼儀だけは、守らなければならないということ。 」
解説には、
「特に、友達関係では、親しくなればなるほど、なれなれしくなり、礼儀を忘れ、 相手に対しての、心や言葉の使い方が、乱暴(らんぼう)になり、そのことが、 友との仲を悪くする原因にもなるので、礼儀だけは、しっかり守ったほうが、 よい関係を保てるということのようです。最低でもあいさつ程度はするべきである、 という意味かと思われます。」
と、あります。
ここには、友人関係、と書いてありますが、
私は、最も身近な存在である家族においても、
そうではないかと思っています。
「言葉使いの乱暴さ」をどうこう言いたいのではなく、
「心使いの乱暴さ」についてどう考えるか、です。
言葉についても、相手と親しくなり、
言葉使いがラフになることは、
よくあることでもあるのかもしれませんが、
そこに、相手を思いやる心遣いがあるか、ということは、
忘れてはいけない気がします。
こどもたちは、新しい言葉をどんど獲得し、
一見、大人からすると乱暴だなぁ・・・とか、
それは、ちょっと・・・とか
と思うこともあるかもしれませんが、
そこに、心遣いの乱暴さは含まれて居ないように思うことが多いです。
単純に
「その言葉を使ってみたい」
「音や響きそのものを楽しんでいる」
ということが多い気がします。
相手を傷つけよう、とか思ってるわけではない。
例えば、う◯◯、ち◯ち◯、バカ、などを連呼するとか。(笑)
我が家でも、毎日です。男子2人ですから。(笑)
これも、今、充分に連呼していたら、
大人になってまで言い続けることは、ないと思います。(笑)
言葉の意味を深く理解してないで、状況に合わない言葉をつかうこともあるかもしれません。
でも、それはまだ人生の経験が少ないからであって、たいしたことではないと思います。
人生経験が多いはずである、大人のほうが、
「親しくなったら、なんでもありだろう」という姿、
結構、見かけるきがします。
そこは、言葉使いでなく、心遣いの問題だと思います。
大事な相手だからこそ、たくさん心を配りたい。
そんな風に思う毎日です。