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けいこさんのブログ

ときどき、料理教室。ときどき、お菓子屋さん。ときどき、ハンドケアと食養指導士。まいにち、わたし。

桑の実が教えてくれる自分の視界。

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今年は、桑の実がたくさん実っています。

これでもか、というくらいたわわに実っています。

自然は惜しみなく与えようとしてくれている、

と感謝の気持ちが湧き上がります。

 

こどもたちには背の届かない桑の実。

「お母さん、とって~!」と言われるので、

上を向いて、熟して紫になっている桑の実を探します。

真剣に探します。(笑)

 

ある方向から桑の実を探し、熟した実をある程度摘むと、

その視界から紫の実は姿を消します。

あ、もう熟した実はないな、と思うのです。

しかし、

ちょっとだけ、自分の立ってる場所や観る角度を変えると・・・・

 

そこには紫に熟した実がキラキラと輝き、

緑の葉の間から顔をだしているのです。

そこには、さっき観た「熟した実がない景色」とは、

全く別の景色が広がっているのです。

 

自分が日常「観ている」「見ている」と思ってる範囲というのは、

こんなにも限られていて、狭いものなのだ、と実感するのです。

 

観る角度、考える角度を少しだけ、ほんの少しだけずらしてみる。

そこには思いもしなかった景色が広がっていたりするのです。

なんて面白いのだろう!

 

そう思いながら

私は、桑の実を摘むとき

自分の位置を変えながら、

見上げる角度を変えながら、

桑の葉の隙間から溢れる陽の光の美しさに

桑の葉の緑の美しさに

世界の広さを感じるのです。

 

桑の実に手を赤く染め、

口の周りをくわんくわんにした

こどもたちの満足そうな笑顔に

未来への希望の灯を絶やさずいたいと思うのです。

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