虹の彼方へ。
昨日、幼稚園でみんなに可愛がられていた犬のマルコが、
亡くなりました。
スタッフの方に見守られ、静かに息を引き取ったそうで、
会いにいったときの顔はとても穏やかで、眠っている様でした。
マルコは卒園したご家族が、震災後札幌に戻り、
住宅事情などで飼うことができなくなったとのことで、
幼稚園に来た犬でした。
まあるい黒い瞳の愛らしい犬で、
生き物が好きな子どもたちも大人たちも、
沢山癒されていたと思います。
りららも、赤ちゃんの時から、
マルコを撫でさせてもらい、時にはしつこくしすぎて、
甘噛されて、「指導」を受けたりもしていました。(笑)
小さい子どもだとわかって我慢してくれてることも多々ありました。
きりんは、自分のお弁当をよく分けていました。
キャンプ中、元気のないマルコにおむすびを作ってあげたいと、
自分で作ってあげていました。
動物も人間も、産まれた時から、死に向かって生きています。
その中で、出逢い、別れ、
どれだけ、時間を共有し、味わうことができるのだろうかと思います。
その時間の長短はきっと関係ないのだと思います。
マルコのお墓にかけつけたひとりのお母さんが、
オカリナを吹いてくれていました。
「オーバー・ザ・レインボー」の曲が流れた時、
マルコが虹の橋を渡り、産まれた場所へと還る姿が見えた気がしました。
嬉しそうに小走りしながら。
マルコ、一緒に過ごしてくれてありがとう。
出逢ってくれて、ありがとう。