一匹の犬から始まった、きりんのパーマカルチャー構想。
きっかけは、オモチャ屋さん。
りららが、玩具の棚でじっと見つめる先には、
犬のぬいぐるみと、そのお世話セット。
キャリーケースや犬用の玩具がついているものでした。
それをみていた、きりんが私に、
「お母さん、紙ある?」
私から、紙とペンを借り、なにやらスケッチを始めました。
「これをね、描いて家でりららに同じもの作ってやるよ。
そしたら、これ買わなくてもいいでしょ。これにお金を遣うことないし。」
と、サラサラと犬やら小物のスケッチをしました。
帰宅して、段ボール製作が始まりました。
そして、出来あがったこの犬。
名前は、
「ジャレイ・ポウズ・レイ」
りらら、命名。長い。私が覚えられない・・・(^_^;)
キャリーケースや犬用の玩具を作るところまでは、
玩具屋やさんにあったものと同じでした。
そこから、犬小屋ができ、
「じゃれい・ぽうず・れいは、ドッグフードを食べないんだよ!」
と、ふたりで話しています。
じゃれい・ぽうず・れいは、
森や川の傍の自然豊かな土地に暮らしているそうです。
自分で畑を耕し、自分のウンチやオシッコを肥料にして、
野菜を育てるそうです。
自分のウンチに含まれた種から野菜が育つとか!(笑)
鶏も飼っていて、卵もあり、時々鶏をさばく。
釣りもするので、魚も食べる。
食べるときにだけ、魚を釣りにいく。
海の水も運んで、塩を作る。
おむすびが好きなので、お米を育てるために、
田んぼもある。
稲狩りするための鎌、稲穂をおだがけするための支柱もあります。
脱穀機もつくらないとね、と言ってました。
鎌は黒曜石を削って作り、木の枝で持ち手をつくるんだそう。
(これは縄文時代の石槍の作り方です。図書館で縄文時代の暮らしを学べる場所があり、そこ知ったようです。)
水を引くために水源から木に柿渋を塗ったパイプを
作って、水を引き、井戸も作ってポンプもあるそうです。
柿渋をとるから庭に柿の木もある。
食器や鍋は粘土を掘って作る。
それを焼くために、土釜も作ったそうです。↓
電気を作る為に人間界の部品を買わず、
蜜蝋ロウソクを作り、灯りとし、
薪を使って、窯で料理をするので、
電気は使わなくて良くなっているんだそうです。
水車を作って、水車小屋があり、電気も必要なら起こせるし、
粉を引いたりもできるそうです。
ヤママユから糸を作り、稲藁を編んでつくる敷物もある。
さばいた鶏の羽根で、羽毛布団も作る!
カバーは自分で羊毛を毛糸にして編む。
「じゃれい・ぽうず・れいは、ひとつもお金をもってないんだけど、
こうして暮らせるから困ってないんだよ。」
お友達家族のパーマカルチャーな暮らしで感じたことや、
幼稚園での窯作りの様子、
お世話になってる幼稚園の卒園家族の農家さんのお仕事を
身近にして思い描いていること、
本を読んだり、目にしたこと、興味のある昔の暮らし方。
自分でやってみたいこと。
こうして暮らせたら、循環していくんだろうな。
面白い。
そして、昔はこういう暮らし方をしていたんだろうな。
段ボールジオラマ作りは暫く続きそうです。(^^)
ちなみに、ジャレイ・ポウズ・レイは、
「ジャレイ・ポウズ・レイ」という犬種であり、
それが名前そのものだそうです。(笑)