「ひとりぼっちのライオン」と家族のかたち。
幼稚園には沢山の絵本があります。
その中の一冊に、「ひとりぼっちのライオン」という本があり、
りららがこの本を気に入っていて、何回も読んで欲しいといいます。
絵本のストーリーは、友達のいないライオンが、ハリネズミや羊や鹿のように
自分でたてがみを逆立ててみたり、カールさせてみたり、枝で角を付けてみたりして、
彼らと友達になろうと近づくのですが、みんな怖がって逃げてしまう。
でも最後には、雨に濡れたライオンが、友達になりたくて、他の動物になろうと真似た装飾が取れ、ライオンのままで、友達が欲しいということを話してみんなと友達になる、というものです。
何回も、何回もこの絵本を読んだあと、
りららがこう言いいました。
「友達もいいけどさ、家族をつくればいいのにねぇ。」
面白いなぁ・・・と思いました。
りららの中で「家族」とは、どういったものなのかなぁ・・・。
いろいろ私なりに想いを馳せてはみましたが、
家族で通う幼稚園にお腹の中にいる時から通う彼は、理屈ではなく、
「家族」というものを、肌で色々感じているのかもしれないなぁ・・・・。
家族の在り方は色々で、それぞれ。
彼がいつか、今の家族ではない「家族」を作るであろう未来が、今から楽しみです。
こどもたちが、それぞれの家族をつくっていくその日まで、
今の家族をひとりひとりが楽しんでいけたらいいなと思います。
私と夫が出逢って、家族になり、子どもたちを授かり、少し大きな家族になった。
これは、本当に様々な偶然と必然が積み重なったものだと思います。
縁あって家族になれたことは、本当に有難いことなのだと思います。
もうすぐ増えるもう一人の家族。
また新たな家族の形になっていくのだと思います。
4人から5人へ。四角形から五角形へ。
ちょっとづづ丸へと近づく形。
予測のつかない毎日を皆で味わっていきたいと思います。