センス、とはなにか。
このところの、私の中で繰り返し湧き上がってくる言葉。
センスってなんだろう?
デジタル大辞典の解説
センス(sense)
1 物事の感じや味わいを微妙な点まで悟る働き。感覚。また、それが具体的に表現されたもの。「文学的な センス がある」「センス のよくない服装」「バッティングセンス 」
2 判断力。思慮。良識。「社会人としてのセンス を問われる」大辞林 第三版の解説
センス【sense】
物事の微妙な感じや機微を感じとる能力・判断力。感覚。 「ユーモアの-」 「 -に欠ける」
など書かれていました。他にも、
センスとは、
物事の微妙な感じをさとるこころの動き。微妙な感覚。
というのがあり、私は、最後の引用が一番しっくりきました。
センスとは、自分自身や周囲の機微を感じる感覚であり、
本来は、誰かに善し悪しをジャッジされるものではない物だと思いますが、自分に敏感であっても、周りの機微を感じ取れない場合などもありえるということだと思います。
ホームドクターとその話になったときに、
「センスとは自分のものであって、本来、 他者に評価されるものではない。だた、幼いときから、 情報や刷り込みが多いと、そのセンスを閉じてしまうことがある。 」と、おっしゃっていました。
すると、自分のことを感じられないようになる、と。
でも、そうしないと辛くて居られないから、そうなるんだよね。と。
自分を知る、って大きい。
自分を知らないと、
自分が何が心地よく、何が不快なのか、わからない。
自分の快・不快がわからないと、
他者の快・ 不快を感じ取れないのではないかなと思います。
自分に敏感であることは、辛いこともあるのかもしれませんが、
私にとっては、とても大事なのだと思います。
そして、感じることこそ、私にとって全てなのかもと思います。
自分を理解することが、 他者の理解の道にも繋がる。
自分以外の人のことを完全に理解することは、
殆ど出来ないこと、と私は思っています。
自分のことでさえ、理解するのは難しいです。
相手は、自分ではない。
その人が感じていることを全く同じように感じることは不可能。
簡単に、「わかるよ」と言えない。
だからこそ、自分の感覚を以って、想像してみることしかできない。
自分の感覚と経験を以って、どこまで寄り添えるのだろう。
まずは、自分に対して、機微な心の動きや、
身体の変化を感じることを大切にしていきたい。
私とは、何なのか。
敏感であることは、時として疲れることもありますが、
私は、鈍感であるより、敏感であることを選択したい、
と思うこともあります。
ある種の鈍感さも必要な時もありますが、
敏感であることは、自分や、他の人を守ることもできる気がします。
「寄り添う」ということも、自分にとても気になるテーマです。
それはまた追って書いて行こうと思います。