けいこさんのブログ

ときどき、料理教室。ときどき、お菓子屋さん。ときどき、ハンドケアと食養指導士。まいにち、わたし。

「わたしのなかのくじら」 晴佐久昌英

 

 

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「わたしのなかのくじら」

 

わたしのなかのくじらは ゆったり大きい

わたしの海の底で ゆうゆうと眠る

わたしの気持ちがどれほど波立っても

わたしのなかのくじらは 穏やかに眠る

足の指を椅子にぶつけて腹が立ったり

愚かな言葉で人とぶつかって頭にきたり 

そんな苛立ちをまわりにぶつけて心乱れたり

それでも くじらは静かに目を閉じたまま

わたしのなかのくじらは気高く美しい

わたしのように闇の底で月のように発光する

わたしのいちにちがこんなにもけがれているのに

わたしのなかのくじらは神々しく輝く

病室で痛みと闘い死を恐れる夜

病室で絶望と闘い失った人を思う夜

牢獄で後悔と闘い許されぬ刑罰を待つ夜

それでもくじらは堂々と眠ったまま

わたしのなかのくじらはある日 目を開く

わたしの寿命がつきてわたしが倒れ

わたしがわたしの海に帰るとき

わたしのなかのくじらはゆうゆうと泳ぎだす

 

【晴佐久昌英・著 「だいじょうぶだよ」より。】

 

 

「くじらのようにいきよう」

そう思った朝、この詩に出逢いました。

 

私は、産まれた場所に還るときまで、

静かに、静かに、穏やかに、在りたい。

ただそれだけを想っています。

 

ありがとうございます。

旅する友に。

遠くまで旅する人たちに あふれるしあわせを祈るよ!

ぼくらの住むこの世界では 旅に出る理由があり

誰もみな手をふっては しばし別れる

小沢健二・LIFE 「ぼくらが旅に出る理由」】 

 

昨日。

3年間、札幌で暮らした友が、旅立ちました。

彼女たち家族に出逢わなければ、

私の今の暮らし方、食や生き方の考え方は、

全く違っていたと思います。

 

寂しくないわけではないけれど、

お互いこの旅の中でまた出逢うはずだと思える。

お互い、毎日という旅をして、また会える。

 

出逢ってくれて、ありがとう。

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夫のおやつシリーズ・その2。

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食物アレルギーがわかった夫へのおやつシリーズその2。

白米のアレルギーも見つかったので、

米粉もあまり好ましくない状態です。

24時間以上浸水し、水を変えて炊く玄米はOKです。

 

米粉が駄目なら、玄米粉はどうよ?

 

ということで、

自然栽培の玄米粉を、ご縁あって購入できたので、

早速試作。

 

マフィンは、玄米が甘いので、従来のレシピだと、

甘すぎるくらい!で驚きです。

そこで、

米粉シフォンは甘みを3/4に減らしてみました。

それでも、充分な甘さ。

もう少し試作して、塩加減などのバランスを取れば、

味が決まる感じです。

我が家の厳しい審査員である子どもたち(^_^;)も、

「うん、甘さ充分。」「美味しい♪」と食べてくれました。

 

玄米の風味が、きなこの風味にも似ていて、

とにかく甘い。

お米ってこんなに甘いものなんだなと、改めて実感。

 

おやつは、お楽しみ。

メインではないけれど、

お楽しみがあると、こころがなんとなくほわっとします。

 

試作は続く。(≧∇≦)

 

なぜ、歪むのか?ということ。

↓「りららのしてることに、余計なことなんていっこもない。」という3歳。(笑)はい、その通りです。m(_ _)m

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皆さんの中の「歪み」のイメージはどういうものでしょうか?

 

在るべき正しい状態ではない、

とか、

曲がっている、とかバランスが悪い、

とか、そういったものでしょうか。

 

ある方とお話していたときに、

久々に「身体の歪み」について思ったのは、

 

「なぜ、身体は歪む必要があったのか?」ということでした。

 

身体は必要ないことは一切しない叡智の塊。

 

そう考えると、

「歪む必要があった」と思えるのです。

 

歪みを生じることで、

バランスを取ろうとしているのではないかと思います。

 

病気もきっと同じではないではないでしょうか。

 

風邪も、もっと重たいと言われる病も、

何かのバランスを取るために、必要があった。

そうしなければ、いられない状態だった。

 

そのように考えると、

「歪み」や「病」などの「一見不都合に見える出来事」は、

自分の状態や過去の状況に目を向けて、

「今」を生きるための「大切なお知らせ」なのだと思います。

 

「歪み」や「病」と言われるものは「悪」ではなく、

私たちにの「これからをどう生きるのか」の

道標となってくれているのですね。

 

ありがたい、ありがたい。

きりん語録。其の七。

↓昨日は初雪。嬉しくてあちこちで雪だるまを作ってます。(^^)

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秋、山に近い我が家では、カメムシ大発生。

臭い。とにかく、臭い。

 

鳥たちも食べないくらいの臭さらしく、

カメムシの天敵はいないのか?!

と、真剣に考えてみたり。

 

カメムシって生態系の中でどんな意味があるんだ?!」

と、ブツブツいったら、

きりんが、

 

「お母さん、神様が作ったものに、意味がないものなんて、ひとつもないんだよ。」

 

ちーん。

そうですね。

 

我が家、特に宗教は信仰していません。

きりんがいう「神様」とは、もっと広い意味のものだと思います。

 

先日は、

「お母さんって、毎日喋って、毎日怒ってるよね。面白いけど。」

と言われました。

とほほ。(^_^;)

でも、

 

「女性は喋らないと死ぬから喋らせて!」BY母。(笑)

 

ノンシュガーチョコレート、作ってみました。

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先日、お世話になっているクリニックで、

夫がアレルギー検査をしたところ、

たくさん食品のアレルギー物質が見つかりました。

 

小麦粉に始まり、

白米、発酵食品以外の大豆、蕎麦、

エビ、キウイ、豚・牛肉、卵白・・・などなど。

 

こんなにたくさん?!と、びつくり、でもなく。(笑)

もともと、夫には喘息もあるし、

アレルギー体質だと理解していたので、

アレルゲンがはっきりするということは、

 

「やるべきことがハッキリする」

 

と私は思っていて、俄然やる気がでる。(笑)

 

食事内容は、さほど今までと変わりません。

玄米を24時以上浸水し、炊くときに水を替える。

野菜を摂る。発酵食品である味噌、国産大豆の納豆はOK。

糠漬けをもりもり食べる。

鶏肉や魚もOK。

小麦粉も、パスタやピザはNGですが、

国産のうどん、ひやむぎ、素麺はOKとのこと。

パスタの大半は高温乾燥されており、

プラスチック化しているとききます。

デュラムセモリナは、もともとが遺伝子組換えされ、

品種改良された小麦粉だそうです。

うどんやひやむぎ、そうめんは日本で昔から食べられていた物。

そう考えても、お楽しみ程度であれば問題ないようです。

 

米粉も高温乾燥すれば、酸化は免れない。

夫は米粉クッキーが大好きなのですが、

しばらくは、控える必要がありそうです・・・(^_^;)

自然栽培の玄米粉ならいけるかな?とか考えています。

 

そして、

「夫のおやつ、どうしようかな?」と思ったときに、

ドクターが、

「チョコレートは、大丈夫なんだけどね。」

とおっしゃったのです。

 

お~!コレだ!

ちょっとポリポリカリカリした食感が、夫は好きです。

いいじゃない♪チョコレート!

 

ということで、早速作ってみました。

ノンシュガー・チョコレート。

カカオマスを湯煎で溶かして、

オイルコーティングしていないレーズンとイチジク。

ローカカオニブなんかもいれてみよう。

 

形とか量とかは、だいたい、でいいと思っています。

家の「おやつ」だから。

お店で出すものとは、またスタンスが違う。

商品化するなら、テンパリング技術とかが必要になります(^_^;)

 

だいたい、で

ささっと作って、

美味しい。

そんな感じが好きです。

 

そして、家族が、美味しいと食べてくれれば、

それが一番嬉しいです。

 

変える必要があるところには、

いろいろな発見と工夫がうまれる。

面白いです。

今に、感謝です。

これから、どんなバリエーションで作るかが、楽しみです。

米粉のピザ。

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日曜日のランチは米粉ピザ。

 

アップルパイと同様に、こどもたちが、

 

ピザ食べたい。

ピザ食べたい。

ピザ食べたい~!!!!!

 

作るまで、言われるので作りました。

ベーキングパウダーを使った簡単米粉ピザです。

 

ツナやチーズをのせたバージョンと

トマトソースだけのシンプルなもの。

夏に採れたバジルで作っておいたジェノベーゼものせて。

 

簡単ですが、贅沢な日曜日のランチでした。