話を聴く。聴いてもらう。
池川明先生のことば。
胎内記憶研究の第一人者である、池川明先生。
8年程前、神奈川に住んでいた当時の私は、池川先生のことを全く知らず、
ホームドクター石川眞樹夫先生(現在、札幌市中央区にて【バッチ自然療法クリニック】を開院されています。)
のご紹介で、妊娠中お世話になったのです。
「食」に対しての意識はかなり変化していたのですが、
出産のなんたるかも全くわからず、
自然分娩って?という程度のものでした。(^_^;)
そんな中でいただいた、ありがたいご縁でした。
妊娠中で悪阻で15キロ痩せてた私に、
「お薬だしてもいいけど、気休めでしかないからねぇ(^^)
お腹の赤ちゃんと対話してくださいね♪」
と池川先生。
初めは、気持ち悪すぎて、対話???という状態でしたが、(苦笑)
お腹の赤ちゃんに想いを馳せると、
気持ち悪さが半減するのです。
そして、出産前の最後の健診で、お腹に触れながら、
池川先生に言って頂いたことば。
「産まれる前も、産まれてからも、この子の話をよく聴いて
あげてくださいね。」
話しかけてあげてね、とはよく聴いていましたが、
「聴いてあげてください。」ということは、初めてでした。
産まれた後のきりんは、よく話す赤ちゃんでした。
(弟のりららも、そうでした。)
私や夫が、「うんうん、そうなんだね。」と相槌をうつと、
20分でも30分でも、声を出して話続けるのでした。
赤ちゃんは、大人に理解できないだけであって、
伝えたいことが沢山あるのだ!と思ったのです。
「人は耳を傾けられると話をするもの。」
この体験を通じて、
「人は耳を傾けられると話をするのだ、」と思いました。
そして、それは、生後間もない赤ちゃんも、
さらに、胎児期にもいえることなのでは、と思うようになりました。
話しかけてあげることが積極的に勧められる中、
「赤ちゃんの話を聴いてあげてください。」という言葉は、
私の中に深く刻まれました。
そして、こどもたちが大きくなっていく今現在も、
大切にしていることのひとつです。
「話を聴いてくれる」=「受け入れられているという安心感」
話しを聴いてくれる人がいるということは、
「自分を受け入れてくれる」という安心感に繋がるのだと思います。
「何があっても、私は、大丈夫。」と思える。
我が家の子どもたちは自分の気持ち、考えを言葉で伝え、
その事柄に自分自身で納得し、次の扉を開けているように感じます。
言葉にならない表現も、もちろん沢山ありますし、
それもとても大切だと思っています。
言葉に頼り過ぎることで、
言葉に惑わされ、本質が見えなくなることも多々ありますから。
相手が、「話を聴いてくれない」と思う時。
パートナー、友人、親、誰かが、
「自分の話を聴いてくれていないのではないか。」と感じた時には、
一呼吸おいて、こう思うようにしています。
「私は、相手の話を聴くことができているだろうか?」と。
すると、なんだか、見方が変わるのです。
コミュニケーションが変わるのです。
面白いなと思います。
耳を傾けてもらったり、耳を傾けたり。
バランスよく、いい塩梅、いい加減(良い加減)でいこう♪