けいこさんのブログ

ときどき、料理教室。ときどき、お菓子屋さん。ときどき、ハンドケアと食養指導士。まいにち、わたし。

お手伝い、するもの?させるもの?

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昨日は、息子の小学校の個人懇談でした。

懇談のメインは、「夏休みの家庭での過ごし方」

といったところでしょうか。

学校に行かないという選択をしている息子に、

宿題だの、観察日記だのと言ってもピンと来ないであろうな。

と思いながら先生の話を聴いていました。

その中にあったのが、

「夏休み中に自分の役割として、お手伝いを何かさせて欲しい」

というようなことでした。

お手伝い。

我が家では、基本的には、「お手伝い」というものを、

させていません。

「褒められるから手伝う」というのは、

「褒められたいからやる」のであって、

「やりたいからやる」という、

自発的な行動ではないと思うのです。

 

褒められるからやる=褒められないならやらない

 

宿題や勉強に関しても、そうだと思うのですが、

「怒られるからやる」のであれば、

「怒られないならやらない」となりがちではないでしょうか。

「やらされてやる」ことほどつまらないものはないと思うのです。

 

好きで自分からやろうと思うことは、自然に身につくことだと思います。

 

家事などに興味を持ったり、家の人、周りの人の様子をみて、

「何かできることがあるかな?」と思うと、

自分から「やりたい」「できることある?」と聞いてきます。

それに対して、

「ありがとう」という気持ちは伝えますが、

「お手伝いできてエライね!」とかいう話ではないと思います。

 

先生のお手伝いのたとえの中に、

「家族の靴を並べるお手伝い」というのがあったのですが、

それは、小学生になったからすることではなく、

小さいな頃からの積み重ねではないですか?

親が靴を並べる姿を見ていたら、遊び感覚で一緒に並べる。

家事もそんなものだと捉えていますと。

生活の一部であり、それも学びだと思っています。

我が家では、生活と遊びと学びに線を引くことは

出来ないし、する必要がないと思っています。

と、お話させてもらいました。

 

このようなことが、学校のシステムと違う事は重々承知しています。

でも、「我が家の在り方」「考え方」として

お知らせさせてもらおうと思うのです。

【ちょっと変わった家庭だ】と認識してもらえるだけでいいやと。(笑)

 

 

あるアンケート調査で、

「妻が夫に言われて一番イライラする言葉は何か」

というものがあったそうですが答えをご存知ですか?

それは、

 

【何か手伝うことある?】

 

だそうです。

 

【手伝う】ということは自分が主体でなく、

あくまで、

【相手が主体で自分のことではない】という姿が、

その言葉に感じられるからなのではないかと思います。

これが職場などであれば、責任の所在や担当が明白だから

特に気にならないかもしれません。

でも家庭では、お互いに「自分のこと」であるのだとおもます。

 

まぁ、その辺りは、日々の夫婦関係の積み重ねにもよるのでしょう。

我が家の夫も、

「手伝うことある?」と良く聞いてくれますが、

別にイライラしません。(笑)

ただただありがたいです。

 

「自分で考えて動ける大人」の姿を感じられる生活を、

私や夫が大切にしていけたらいいなと思います。

我が家の息子たちが、将来、妻をイライラさせないように。(笑)