「何かしなくてはならない」という思い込み。
少し前に友人と話していた時のことです。
彼女は、「小さい時から、親の望むように動いてきた」「何かをしなくては」と思ってきた。親の為に、常に何かをしていることで、評価されてきた、という経験を話してくれました。
私たちの世代は、「褒められるために」「認められるために」何かを成すという教育を刷り込まれてきた世代だと思います。
何かしていないと、誰かの役にたっていないと落ち着かない。
何もしていないという罪悪感に苛まれる。
私自身、そういう心境になることも多くありました。
でも、今年の始めに抱負としてもあげたように、
「出来る限り何もしない」毎日を過ごしています。
それでも貧乏性?なのか、家でなにかしらやることを探してしまったりする
癖がまだまだ抜けません。(^_^;)
その友人の話を聴き、彼女が私に何かしてくれるから好きなのではないということ、
そこに居てくれるだけでいいんだもの。ということだけ伝えました。
本来は、すべての人がそういう存在なのではないかと思います。
何かをしてくれたから、好きなのではない。
センスの合う合わない、相性はあるとは思いますが、
それは、相手の存在を認めることとはまた違うことだと思います。
何かしてくれから、存在を認め、評価しているわけではない。
評価というもの自体が、曖昧で、片寄りのあるものだと思います。
そこにいる。そこに居てくれる。
それだけで充分。
私も、あなたも。